tag:blogger.com,1999:blog-28682717850971070042009-11-22T11:29:50.539+09:00YMOYellow Magic OraclesMackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.comBlogger35125tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-21805271927640733682009-11-21T01:42:00.005+09:002009-11-21T02:44:47.760+09:00GNU/Linux 環境<div>現状で使いこなせる(と思い込んでいる)ツール・言語・ライブラリetc <ul> <li><code>C++</code>(0x対応コンパイラを待ちわびている信者なので)</li> <li><img src='/texpng/0b6b708d8aea0157495e13a2f3987a6e.png' alt='\end{align*}\LaTeX\begin{align*}' width='50' height='20' style='' />関連諸ツール( <code>platex</code> とか <code>dvipdfmx</code> とか、 Word も PowerPoint も、ましてや OpenOffice なんて使う気がしないので必須)</li> <li><code>gnuplot</code> (usingとかsetを使いこなせるようになると飛躍的に便利になる)</li> </ul> </div> <div>そこそこ使えるが、まだまだ勉強が足りないツール・言語・ライブラリetc <ul> <li><code>AWK</code> (たぶん文法はほとんど知ってるけど毎回忘れる、これさえあれば数値実験のデータ解析は大体用が足りて、 Excel はほとんど不要)</li> <li><code>Ruby</code> (まだまだ勉強中)</li> <li><code>PHP</code> (研究には絶対使わないし、大規模システムは絶対 PHP では組みたくないけど、このサイトとかちょっとしたウェブアプリには便利)</li> <li><code>XHTML</code> (文法はほとんど忘れてる、別に勉強したところで得るものは W3C に準拠しているという満足感だけだろうけど)</li> <li><code>CSS</code> (同上)</li> <li><code>boost</code> (C++信者には欠かせないライブラリ)</li> <li><code>make</code> (これも研究で必要になることはないだろうけど)</li> <li><code>gdb</code> (効率的に使えるようになるとデバッグが進んでうれしいな)</li> <li><code>ssh</code> (自分の知らない機能が大量にあるはず)</li> <li><code>apache</code> (研究で Web サーバ立てることなどまずない)</li> <li><code>Coreutils</code> (コマンド使いこなせるようになるとちょっとスキルアップした気がする)</li> <li><code>Emacs</code> (完璧に gEdit っぽいキーバインドになるのなら便利なエディタだけど)</li> <li><code>vim</code> (こっちはキーバインドどころではないが、使いこなせたら便利そう)</li> <li><code>zsh</code> (「漢のシェル」だが、機能が多すぎてぜんぜん全体像までたどり着けない)</li> </ul> </div> <div>ほとんど使えないが勉強してみたいツール・言語・ライブラリetc <ul> <li><code>R</code> (統計関数が山ほど入っているのがうれしい、どうでもいいが一語の命名は検索にかからないからやめて)</li> <li><code>subversion</code> (数値実験のソースをバージョン管理した方がいい気がしてきた)</li> <li><code>gprof</code> (性能解析も今後必要になるだろうな)</li> <li><code>JavaScript</code> (その気になればすぐ習得できるだろうけど面倒なので労力を割かない)</li> <li><code>SWIG</code> ( Ruby と C++ を一緒に使えるのはかなり魅力的)</li> <li><code>autoconf</code> (まあ、研究で使う機会は皆無だろうね)</li> <li><code>bison, flex</code> (同上)</li> <li><code>as</code> (コンピュータを使うものの教養程度には…… アセンブラ使った方が早くなる計算処理とかあるのかなあ)</li> <li><code>Postfix</code> (まあ、サーバ立てる機会があれば)</li> <li><code>GSL</code> (数値計算やるものとしては魅力的だが如何せん言語が C だし)</li> <li><code>GTK++</code> ( X プログラミングで、計算結果を画像で見れるとうれしい)</li> <li><code>OpenGL</code> (3次元の数値計算では、やっぱりこういうので絵で見られればいいな)</li> <li><code>ImageMagick</code> ( <code>convert</code>しか使えません)</li> <li><code>ghostscript</code> ( TeX やってると、関連ソフトにはお世話にはなるけど)</li> <li><code>XSL</code> (昔真面目に使ったことはあるけど、もはや完全に忘れてしまった)</li> </ul> </div> <div>そこそこユーザはいるものの今更使う気にならないツール・言語 <ul> <li><code>FORTRAN</code> (この業界未だにいるよね、自分で使ってる分にはいいけど何も学生に教えなくてもいいのにと思う)</li> <li><code>C</code> (例えクラスもテンプレートも使わなくても、 C++ を better C として使った方が圧倒的によい)</li> <li><code>Java</code> (中間言語って、こういうことやってるとあらゆる意味で中途半端)</li> <li><code>Perl</code> (読みにくさは犯罪的、 zsh 以上 ruby 以下の作業があればもしかしたら使うかもしれないけど)</li> <li><code>Python</code> (一面的な価値観の押し付けは嫌い、そういう意味で Ruby も同等だけど、あっちの方がだいぶマシ)</li> <li><code>bash</code> その他シェル( zsh に勝てるところってあったっけ? 軽さ?)</li> </ul> </div> <p>なんか XHTML とか JavaScropt とかが場違いな気がするけど、まあいいや。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-2180527192764073368?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-25472567889869659712009-11-21T00:21:00.005+09:002009-11-21T01:41:05.224+09:00卒研進捗状況<p>相変わらず卒研は遅々として進まない。化学反応は相変わらず基本的なことが分かっていないし、超流動(・超伝導)に関してはもはや忘れ去られてしまった。並行して Goldenfeld を読み進めていくという話が、未だに Introduction すら読み終わっておらず、研究に費やす集中が切れたところで思い出したように今日開いてみると、そもそもどこまで読み終わったかを忘れているくらいなので前の節に何が書いてあるかはとうに記憶の彼方(そもそも、集中が切れた状態で開いたので英語も数式も全然頭に入ってこずに、読むのは結局諦める)。</p> <p>ただ、しばしば人から聞くように研究が辛いかというと、目下のところ、そのようなことは全くない。今のところは特に期限を意識していないというのが非常に大きく働いていて、「○日までにとにかく結果を出さなければいけない」というのが差し当たってないので(もちろん最終的には卒研発表があるのだけれど)、純粋に趣味のようなものとして、上手くいかない試行錯誤の過程も含めた上で研究を楽しめている(これには、師匠がいつぞやか言っていた「研究は上手くいかないのがデフォルト」という言葉も大きい)。ただ、裏を返せば、差し当たっては修論の提出期限が迫って、研究成果を近いうちに出せなければ自分の人生設計が大きく狂うとかいった状況に追い込まれれば非常に苦しくなるだろうが。</p> <p>そういう、長期的な期限に追われているわけではない状況において、毎週1回の師匠との面会はペースを保つ上で非常に有難い。さすがに貴重な時間を割いてもらってアポをとっている以上、単なる個人的な趣味のように「今週は何もやってません、すいません」というわけにもいかないので、結果が出ようと出まいと、とにかく試行錯誤をして、うまくいったならいったでめでたいし、詰まったなら詰まった箇所を説明できる程度には手を動かす。将来的にはこの定期面談に甘え切っているようではいけないが、とりあえず今は研究の右も左も分からないので、ちょっとくらいはペースメーカーに頼ってもよいだろう。</p> <p>とか、そういう内情を書き散らかそうとブログを作ったつもりだったが、研究しているうちに気になったことを書いているうちに次第にアクセスが増えてきた。「熱力学ポテンシャル」だとか「等重率の原理」だとかで検索するとこのブログがかなり上位にヒットしてしまうが、そんなのでいいのかなあ。一応、度を越して恥ずかしいこと(えらく見当違いの記事だったり、身の程を越えて背伸びした記事だったり)は書いてないつもりだけど。まあ、ちょっと検索すると出てくる今の感じだと、例えば研究室の人なんかには読まれてると思った方がいい(というか少なくとも田崎さんはコメント残していったし)。まあ、このブログは研究以上に義務感はないので、ぼちぼちやっていきます。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-2547256788986965971?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-54093238329054599062009-11-19T23:59:00.005+09:002009-11-20T00:18:48.734+09:00(int)<p>例えば、1/2が0として(意に反して)認識されるというバグはよく埋め込まれる。今日ちょうどこれで数週間悩んでいたのが発覚して、あまりの呆気なさに愕然とした。指摘されればすぐ気づくバグではあるが、なかなか自分では気づかないのが悲しい。</p> <div><p>ところが、これも同じく今日気づいたのだが(これで悩んだのは数十分)、こちらはどう考えても言語設計が悪いだろうという罠。</p> <pre><code> container&lt;double&gt; x; // 0 &lt;= x[i] &lt; 1 std::cout &lt;&lt; std::accumulate( x.begin(), x.end(), 0, std::plus&lt;double&gt;() ) &lt;&lt; std::endl; // prints 0. </code></pre> </div> <p>期待した結果が欲しければ、以下のようにせねばならない。</p> <pre><code> std::accumulate( x.begin(), x.end(), 0.0, std::plus&lt;double&gt;() ) </code></pre> <p>そう、<code>std::accumulate</code>は第3引数で型を推論しているので、第4引数にどんな関数オブジェクトを指定しても出力は第3引数の型となる。これは非常に厄介だ。まあ、実装する側になって考えれば、この罠を回避するうまい術は思いつかないのだが。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-5409323832905459906?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-55742670471005945862009-11-19T23:46:00.003+09:002009-11-20T10:29:15.878+09:00科学技術関係予算の確実な確保について<p><a href="/2009/11/blog-post_2010.html">例の記事</a>で紹介した以外のところでも署名は動いているらしく、その話がうちの研究室の先輩に届いた所なのだが、科学者から反対意見が相次いでも民主党は予算削減を断行できるのだろうか。</p> <div> <a href="http://www8.cao.go.jp/cstp/output/20091119yushikisha.pdf">科学技術関係予算の確実な確保について(緊急提言)</a> <p>先日の事業仕分けに対して、このような文書が総合科学技術政策会議の有識者議員からさえも出ている。東大のような組織がこのような声明を出したら民主党は打撃になると思っていたが、まさか政府の公的会議から来るとは。</p> </div> <p>しかし、民主党もこうなると、撤回即ち自分の非を認めることになるので、却って泥沼化しそうな気もしなくはない。だが、まあ少なくとも現段階で科学者側からの「脅し」をかけておかないと、今後政権交代が頻繁に起こるような世の中において、それとは無関係に科学技術予算を恒常的に確保するのは難しいだろう。</p> <p>それにしても、幸か不幸か、今まで、科学技術に伴う利権を得る代わりに科学技術の予算を守ってくれるような「科学技術族」の議員はあまりいないように思う。科学者というのは概して面倒な政治を嫌うものだから、そこのところの発信が抜けてきたツケが回ってきたというところもあるだろうが。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-5574267047100594586?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-45086120271043979062009-11-17T00:26:00.007+09:002009-11-22T11:29:25.508+09:00科学研究費補助金の一部の執行停止に対する反対署名<p>民主党の政策で、予算の配分を色々変えようといった問題がある。筆者は確かに、子供手当てや後期中等・高等教育に関する負担の軽減には賛成である(高速道路無料化はメリットが感じられず反対だが)。少子高齢化が進むと、福祉政策が成立しないわけで、そこから逆算すると、子供を産むインセンティヴ、産んだところできちんと育てられる保証が国から出れば、ちょっとは子供の数も増えるはず(ついでに、シングルマザーをもっと保護するだとか、特別養子制度を推進するだとか、もっとすればいいと思うけど)。</p> <p><strong>だがしかし、</strong>民主党の科学技術政策には、基礎科学の世界に生きる者としては決して賛同しがたいものがある。</p> <div style="font-size:18px";><a href="http://www.shomei.tv/project-1343.html">科学研究費補助金の一部の執行停止に対する反対署名</a></div> <blockquote><div>基礎科学の研究は広く人類の文化の問題であり、経済的に余裕のある国は、そこに相応の負担をする義務があると考える。加工貿易云々という論点はいささか狭いと感じるが、大きな趣旨に賛同するので署名する。(<a href="http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/halJ.htm">田崎晴明</a>氏)</div></blockquote> <blockquote><div>呼びかけ人や、すでに署名をされた方々への応援の意味をこめて、この署名をさせていただきます。呼びかけ文のすべてにわたって賛同するわけではありませんが、このような声を挙げること自体は意味のある行動だと思います。私自身の意見は、以下のweb siteに載せていますので、一読いただければ幸いです。 吉川研一(京大理・物理・教授)<br /> <a href="http://www.sci.kyoto-u.ac.jp/modules/tinycontent1/index.php?id=5">http://www.sci.kyoto-u.ac.jp/modules/tinycontent1/index.php?id=5</a></div></blockquote> <p>自分の分野に近いところだけでも、このような方達が署名に賛同している。自分も、科学の世界に生きるものとしてはまだまだひよっこの中のひよっこだが、何らかの意味を持てばと考え署名してきた。</p> <p>自分自身の意見としては、田崎さんの意見に近いものがある。というか、基本的に理学にいるものはそういう実感ではなかろうか。自分の研究成果はまず世界中の同僚に共有されるわけで、基礎科学が振興したところで基本的にはある種排他的な「科学技術立国」という枠組みには結びつかない。だからこそ、予算が付きにくいというのもあるのだが、そこに予算をつけるのが先進国の役割であると考える。あと、そういう高尚な動機に加え、若手研究者に対する予算が減るというのはそのまま自分の経済状況に跳ね返るため、黙してはいられないというのもあるが。</p> <p>ともあれ、このサイトのアクセス数も幾分増えてきたことであるので、ここで署名の広報をすることは一定の意味があると考え、掲載する。</p> <p>追記。<a href="http://www.shomei.tv/project/notice.php?pid=1343#notice_1">直筆署名に移行するらしい</a>。しかし、当分ネット署名は残っていそうなので、告知は残しておきます。自分自身は直筆署名をする機会があればしたいとは思うが。</p> <p>追記。署名が一旦打ちきられたようです。トップのリンクも消しておきます。何か続報があればまた。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-4508612027104397906?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-55201997338797107292009-11-17T00:11:00.005+09:002009-11-17T02:06:14.227+09:00事業仕分け<p>事業仕分けが着々と進んでいるらしい。まあ、従来の常識から考えるならば、これははっきり言って小泉劇場のやり口その物で、「抵抗勢力」と改革側がチャンチャンバラバラのやりとりをしている様を<strong>敢えて国民の目前で</strong>やっているという、パフォーマンス。</p> <p>小泉は郵政民営化は成し遂げたが、道路公団改革は骨抜きとなってしまった。まあ、そこまでいくこともないだろうが、こういう改革で大概「総論賛成、各論反対」とならないものは想像できないわけで、今回の事業仕分けも、「あれも削減、これも削減」と言って国民の注目を集めつつ、結局のところ削減することはするものの、その幅は適当なところで手を打って、落ち着くところに落ち着くんではなかろうか。そういう希望的観測を持っているのだが。</p> <p>科学技術予算でも、色々削減となっている。まあ、スパコン世界1位は要らないと思うけど、個人的には1位は要らないが、浮いた予算で世界10位以内を複数欲しいと思っているわけで、おそらく科学者側から反対意見を唱えている人の多くはそれに賛同するところだと思う。スパコンの予算を削ってしまえと言っている科学者は、(削って自分の分野によこせと言っているわけでもない限り)少ないのではなかろうか。</p> <p>この件に関連して、署名を集めているようだが、それに関しては<a href="/2009/11/blog-post_2010.html">別の記事</a>で。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-5520199733879710729?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-63947543978593638532009-11-16T02:24:00.012+09:002009-11-16T09:44:51.674+09:00Stratonovich Rule<p>未だに Langevin 方程式 <img src='/texpng/ca58b738b394db08476b1da92056a187.png' alt='F:=\ddot{x}&amp;=-V&#039;(x)-\gm\dot{x}+\xi(t)\\ \lag\xi(t)\rag&amp;=0\\ \lag\xi(t)\xi(t&#039;)\rag&amp;=2\gm T\dl(t-t&#039;)' width='274' height='88' style='padding-left:3em; display:block;' /> を考えている。質量は1で、ポテンシャルは簡単のため調和型。</p> <p>これについて、運動エネルギー <img src='/texpng/164790065e2c112641231ece0a14bea2.png' alt='E:=\frac{1}{2}\dot{x}^2' width='82' height='45' style='padding-left:3em; display:block;' /> の変化の平均を考えると、 <img src='/texpng/c22c9c0e3080da30beb39a8ca5357d87.png' alt='\left\lag\frac{dE}{dt}\right\rag = \lag F\dot{x}\rag = -\lag V&#039;(x)\dot{x}\rag -\gm\lag\dot{x}^2\rag + \lag\xi(t)\dot{x}\rag' width='388' height='54' style='padding-left:3em; display:block;' /> となる。ここで、因果律より<img src='/texpng/ce077c24317012da21c234f454fe99bb.png' alt='\dot{x}(t_0)' width='39' height='19' style='' />は t&lt;t<sub>0</sub> の物理量にしか依存しないはずだから ξ とは独立であり、第三項は0である。従って、 γ→0 (γT=const) なら平均的にエネルギーは保存するはず。</p> <p>と、師匠と面会の時に言ったら笑われる。まあ、少し考えればその通りで、質量0の極限だと速度が「 Brown 運動」するはずだから、どんどん速度の二乗平均は増加していくはずだ。しかし、先の議論が間違っているようにも思えない。</p> <p>試しに先の極限の差分化 <img src='/texpng/7269c03ae4ca88efbea6e0cd7987befd.png' alt='v_{i+1}-v_i&amp;=V&#039;(x_i)\Dl t + B_{\Dl t}=:F_{i\to i+1}\\ x_{i+1}-x_i&amp;=v_{i+1}\Dl t\\ \lag B_{\Dl t}\rag&amp;=0\\ \lag{B_{\Dl t}}^2\rag&amp;=2B\Dl t' width='312' height='121' style='padding-left:3em; display:block;' /> を行って、先の極限で運動エネルギー <img src='/texpng/c81a113e12d6ddf28a8a30b610cb21f0.png' alt='E_i=\frac{1}{2}{v_i}^2' width='85' height='45' style='padding-left:3em; display:block;' /> を見てみると、やっぱり増えているが、<img src='/texpng/b6603518fc502812d032b01674821fe2.png' alt='\lag B_{\Dl t}v\rag' width='53' height='19' style='' />は誤差の範囲で0だ。</p> <p>お手上げ状態で師匠と面会して、「差分化した E の増分を真面目に計算しろ、まずはポテンシャル0の場合。」と言われてすぐに気づく。ランダム力の2乗の項が E の増分に入っている。ポテンシャルがある場合には、 <img src='/texpng/b2ce18a48c2505ef9c234749ec42a7f8.png' alt='E_{i+1}-E_i&amp;=\frac{{v_{i+1}}^2-{v_i}^2}{2}\\ &amp;=F_{i\to i+1}\frac{v_{i+1}+v_i}{2}' width='239' height='97' style='padding-left:3em; display:block;' /> となる。そうか、これが Stratonovich Rule ってやつか! </p> <p>最初の議論では軽々しく<img src='/texpng/16990a25028b8f4ab418c9b1788c16e6.png' alt='\xi(t)\dot{x}' width='43' height='20' style='' />なんて書いたが、そもそもこれは揺らぐ量同士の積だから定義されていない。こういう積を議論したい時は適切な定義を選ばなければいけないが、 Itō Rule を定義として用いても物理的描像とは合致せず、物理的に意味のある結果を出したければ Stratonovich Rule を採用しなければならない。 v<sub>i+1</sub> は当然 ξ と相関がある。しかもランダム力の平方の項が出るから常に正の相関だ。こうやって考えればエネルギーが増えるのも自然だ。</p> <p>こういう罠に引っかかって、改めて確率微分方程式は怖いなあと思う。まあ、こうやって自分で色々失敗して身につけた知識こそが身になるものなのだろう。</p> <p>本題とは関係ないが、 xmodmap でデッドキーの設定はどうやるのかなあ。 Itō の “ō” の入力が面倒くさい。 フランス語・ドイツ語に登場する文字は AltGr + アルファベットで出るようにしてるんだけど(だから Poincaré とか Schrödinger はすぐに入力できる)、 ō なんて滅多に入力する機会ないしなあ。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-6394754397859363853?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-59502816383937644722009-11-16T00:11:00.009+09:002009-11-16T01:50:13.244+09:00加重線型最小二乗法<p>誤差付き観測データ <img src='/texpng/dab88a8dbd801aa9444615f3e6582a7f.png' alt='\{(x_i,y_i\pm s_i)\}_{i=1,\dotsc,n}' width='157' height='21' style='padding-left:3em; display:block;' /> に直線 <img src='/texpng/3a8d8ec90ca2d552f7f63b3627032a7b.png' alt='y=ax+b' width='93' height='20' style='padding-left:3em; display:block;' /> を当てはめる場合を考える。ここで、 x についての誤差は考えない(自分が扱っているのが数値実験だから、基本的に x はパラメタであり誤差はないので)。また、直線以外の当てはめは基本的に精度が悪くなるので、適当な変形で直線に直すことをまず考える。</p> <p>ここで a, b は残差の平方和 e<sup>2</sup>、 <img src='/texpng/f323afb4334f949808961a740f121b5b.png' alt='e^2&amp;:=\sum_{i=1}^n{e_i}^2\\ e_i&amp;:=\frac{ax_i+b-y_i}{s_i}' width='155' height='117' style='padding-left:3em; display:block;' /> を最小にするように定めればよい。これは a, b についての連立一次方程式 <img src='/texpng/84b8aa4be359f2dab0b308ae733f200d.png' alt='\frac{\pd}{\pd a}e^2&amp;=0\\ \frac{\pd}{\pd b}e^2&amp;=0' width='81' height='99' style='padding-left:3em; display:block;' /> を解けばよいだけで、簡単のため <img src='/texpng/0645f85ff94d9e20e9d2308938c164bb.png' alt='[z]:=\sum_{i=1}^n\frac{z_i}{{s_i}^2}' width='114' height='60' style='padding-left:3em; display:block;' /> の略記を用いれば <img src='/texpng/c5273136ded88e353afa0d7acb759932.png' alt='a&amp;=\frac{[xy][1]-[x][y]}{[x^2][1]-[x]^2}\\ b&amp;=\frac{[x^2][y]-[xy][x]}{[x^2][1]-[x]^2}' width='184' height='108' style='padding-left:3em; display:block;' /> となる。</p> <p>さらに、 <img src='/texpng/87e723607562744555987ee587e55f6c.png' alt='y_i\sim N(ax_i+b,{s_i}^2)' width='168' height='24' style='padding-left:3em; display:block;' /> と仮定すると( N は正規分布、二つの引数は平均と分散) <img src='/texpng/836ff8b001cc15fe33206ae6f905e8c0.png' alt='e^2\sim \chi^2(n-2)' width='125' height='24' style='padding-left:3em; display:block;' /> であることがいえるので、これを用いてフィッティングの信頼性を判定できる(が、そもそも誤差の分布が Cauchy 分布に従うとかいうとんでもない状況であればこんなことにはならない)。</p> <p>これに加えて、各測定の誤差を独立でかつ相対誤差は十分小さいと仮定すると、誤差の伝播則 <img src='/texpng/19f6e016d48ef9a01645459a7ce32d84.png' alt='\dl f(x_1,\dotsc,x_n)^2=\sum_{i=1}^n {\dl x_i}^2\left(\frac{\pd f}{\pd x_i}\right)^2' width='288' height='63' style='padding-left:3em; display:block;' /> を用いることができ、真面目に計算すると <img src='/texpng/3d1e7e0d029f4bd8dff5006587159942.png' alt='\dl a^2&amp;=\frac{[1]}{[x^2][1]-[x^2]}\\ \dl b^2&amp;=\frac{[x^2]}{[x^2][1]-[x^2]}' width='178' height='108' style='padding-left:3em; display:block;' /> が得られる。</p> <p>加重最小二乗法についてあまり触れているサイトもないし、自分の計算結果をメモ代わりに。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-5950281638393764472?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-49579525621401431462009-11-15T21:59:00.004+09:002009-11-15T22:10:04.363+09:00大地の息吹 水の唱声 宇宙とのハーモニー<p>一部の方から好評を博しているトンデモ Adsense 集だけど、ついにここまできたかという広告。クリックして爆笑してしまった。皆さんもぜひクリックしてみてください。</p> <blockquote><a href="http://googleads.g.doubleclick.net/aclk?sa=l&ai=BVo2Gqfz_Spy5AY6EvwOW8Yy7AsGR6KIBt4XyrBHAjbcBgKuPEhABGAEgo7r1FCgCOABQg_bWlQdgibPGhPQTsgESc3B0MjcuczMzLnhyZWEuY29tugEJNDY4eDYwX2FzyAEB2gEaaHR0cDovL3NwdDI3LnMzMy54cmVhLmNvbS-AAgGpAo6CXEtv3kc-qAMBsAOSlaAGyAMH6AO8A-gDrgHoA4MC9QMAAQCE&num=1&sig=AGiWqtxV59bs0CIV1jCSYgkPmtqjjidhRg&client=ca-pub-3536520555789847&adurl=http://www.5-369.com/onchou.html&nm=3">恩寵</a> 宇宙エネルギーを水に受けとり 高波動水をつくるアンテナ </blockquote> <p>まさかこんなのを科学的と信じる人はいないだろうから、トンデモに含めるのは違うかもしれないけど、面白かったので紹介。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-4957952562140143146?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-78796612235277474292009-11-09T02:01:00.004+09:002009-11-09T03:41:06.948+09:00Pileon<p>先週の日曜、UbuntuをJauntyからKarmicにアップデートした(検索に引っかかるようにUbuntu 9.10とも書いておこう)。GCCは4.4.0が標準なようなので、C++-0xのautoを使いたいがために野良ビルドしたGCC4.4.0を削除する(でも4.5が出たらLambda使いたいがためにまた野良ビルドすることになると思う)。zshも4.3.10にアップデートされているな(RPROMPTに`zsh --version`を表示しているのですぐに気づく)。Open Officeもアップデートされているようだが、ほとんど使わないので気にしない。GCCの他に野良ビルドしているアプリケーションといえばpteTeXなのだが、LiveTeXの方はUTF-8のソースコードに対応しているのだろうか。対応しているようならそちらもCanonicalの方のパッケージに戻してもよいんだが(誰か情報ください)。先週の日曜は音が出ない問題等々に忙殺されてしまった。</p> <p>フリーセルをしようと思ったらない。一瞬焦ったが、AisleRiotソリティアを初めて開いてみたら、そちらに収録されていた。山ほどゲームがあるので色々やってみた。個人的には完全情報ゲームの方が好き(なのでWindowsを使っていた時代にもソリティアはほとんどやらなかった)だが、その中でも特に面白いと思ったのがPileon。日本語ではピレノンと書かれているが、どう考えても音写ミスだろうな。意味から考えても"Pile on"ととるべき。</p> <p>最初は全然クリアできなかったが、だんだんコツを掴んできた。ほとんどの場合、最初の数手、つまり空きスペースにどれを置くかでそのゲームをクリアできるか否かが決まる。始めてすぐは、**Xの形の山と**XXの形の山ができてしまうせいで手詰まりになるケースが多かったので、それを避けることくらいは学んだ。</p> <p>それにしても、RhythmBoxとかPidginとか、画面右上に表示されるポップアップ(って呼び名でいいの?)のフォントって変えられないの? なんかKarmicにアップデートしたらフォントがセリフ体に変わってしまった。これに関しても情報持ってる方がいたらお願いします。</p> <div><a href="http://kaoru-linux.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/windows-fb00.html">Windowsは良くできてますよ。</a> <p>自分が(多少Windowsより不便なところがあっても)Linuxを使うのは、研究やる上で空気のようにUNIX環境を使いたい(使う必要がある)から。その辺、Mac OS Xでもまあいいんだけど、WindowsでCygwinはあまりにストレスがたまる。まあ、でもDTMやるときはWindows使ってるけどね。一応WindowsとUbuntuの両方で使う可能性のもっとも高いFirefoxはプロファイル共有してる。</p></div><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-7879661223527747429?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-15303597936742422642009-11-09T01:31:00.002+09:002009-11-09T01:35:40.376+09:00Dr. Giovanni Jona-Lasinio<p>先日の水曜、Jona-Lasinnioさん(既に敬意を表して敬称を省くべき先生かもしれない)の講演を聴いてきた。しかし、圧倒的に英語力が足りない。Readingは専門用語を知らないくらいで、辞書引いて時間かければ何とかなるし、Writingもたどたどしいが何とかなる。ただ、Listeningはゆっくりはっきり話せば聴き取れはするものの、ちょっとマイクに入ってなかったり、聴衆の咳払いがあるだけですぐ分からなくなる。あと、今回は関係ないが、Speakingは圧倒的にダメ。</p> <div>印象に残った点: <ul> <li>「対称性の自発的破れのような面白い現象が主に物性で見られるのはなぜか」という質問に対し、「物性は温度とか圧力とかいろいろパラメタいじれるけど、素粒子のパラメタは自然が決めちゃってるからね」との答え</li> <li><div><blockquote>Noticeable asymmetries still awaiting a convincing explanation in which spontaneous symmetry breaking may play a role: <ol><li>matter dominance over antimatter in the near universe</li> <li>dominance of left-handed molecules over right-handed in living matter</li></ol></blockquote> <cite>(<a href="http://www.gakushuin.ac.jp/univ/sci/phys/notice/JonaLasinioNov09.pdf">講演会のスライド</a>)</cite></div> この2つを並列にしている点</li> </ul> </div> <p>特に後者はなかなか普通の素粒子屋さんからは出ない発想。さすが南部先生の共同研究者だ。素粒子屋さんとか宇宙屋さん(はそうではないかもしれないけど、特にそれを目指している学生)が陥りがちな行き過ぎた還元主義についてはそのうち別の記事を書くと思う。</p> <p>どうでもいいけど<code>&lt;p&gt;</code>タグはブロック要素を包含できないのね。今日始めて気づいた(or昔は知っていたが完璧に忘却していた)。今までのは面倒なので放置するけど、これからは気をつけよう。</p> <div> <blockquote> 新たに文章を書くのであればDTDに沿った形にマーク付けしていけば良いだけだが、既存の文書をマーク付けするときには、「段落の中のリスト」のように、マーク付けしたい文書の構造がどう考えてもDTDに合わないので困るという問題が生じる。用途を詳しく分析した上で DTDを設計すれば、そのようなことはあまり起きない (かもしれない)。しかし、HTMLのように一つのDTDを様々なタイプの文書に用いるのでは、この種の不都合は避け難い。 </blockquote> <cite>(矢野啓介「<a href="http://www.asahi-net.or.jp/~wq6k-yn/para.html">HTMLにおける「段落」をめぐって」</a>)</cite> </div> <p>ちなみに、これは1998年の文書だが、XHTMLもかなり使われるようになった今日となっては、HTMLといえども終了タグの省略はあまり推奨されたものではないとも思う。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-1530359793674242264?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-1848692216441862722009-11-08T02:53:00.005+09:002009-11-20T00:28:30.801+09:00VIVA GIANTS 2009<p>今年の日ハムは強かった。セ・リーグの他チーム(特に中日以外)が弱かっただけに余計にそう思える。ファイターズ選手、コーチ、スタッフ、そしてファンは誇りに思っていい。そして、その素晴らしいチームをさらに上回って優勝したジャイアンツ、おめでとう!</p> <p>打線は小笠原、ラミレス、谷、阿部の主軸が2つのクリーンナップに別れ、そこに坂本・松本コンビや繋ぎの5番、亀井がいい味を出していた。投手陣も、グライシンガーやクルーンだけに留まらず、思わぬ活躍のゴンザレス、オビスポに加え、内海、尚成、東野のローテーションに、豊田、山口、越智のセットアッパーの堅さ。もちろん、キムタク、大道、脇谷、古城、寺内、鈴木、工藤の「脇役」陣も忘れてはならない。これだけの選手が躍動した戦い様は、まさに横綱相撲といってよいものだった。</p> <p>コーチ陣の活躍も極めて大きかった。これだけの選手を活躍させたのに、育成コーチの手腕が影響していないはずがない。そして、伊原、尾花の両コーチが参謀となり攻撃・守備の戦術を立て、ルンバと揶揄されながらも人望の厚い原が彼らを一丸にまとめ上げた。</p> <p>来年は選手・コーチとも着々と補強が進んでいる。キムタクと尾花の離脱は極めて大きな打撃であるが、来年もぜひ連覇を目指してもらいたい。それ以上に、来年はもう少し他チーム(特に横浜)も、育成を頑張ってほしいところ。</p> <p>それにしても、今年は野球ファンにとって寂しい年になった。巨人に縁のあった選手だけでも、キムタクに加え(それにしても、生え抜きではないのにこんなにも生え抜き同様に巨人ファンに愛される選手もなかなかいない)、主な所では仁志、清水、江藤、工藤、斉藤、木田。セ・リーグV3へのキムタクの貢献は、小笠原やラミレスと同等に大きいものであったし、引退は他チームで迎えることになったが、生え抜きの仁志や清水、斉藤、そして外様ではあるが江藤や工藤の巨人軍への貢献も極めて大きかった。球界全体では立浪、緒方、ジェフ、小宮山、磯部とか。本当にお疲れ様でした。</p> <p>追記。工藤は西武に再就職決まりましたね。おめでとう。実力での一勝をぜひ期待します。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-184869221644186272?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-73141425256507196732009-11-03T00:09:00.003+09:002009-11-03T12:40:45.814+09:00誤差論<p> <ul> <li>誤差論では(唯一の)「真の値」の存在を仮定する</li> <li>我々が得たいのは真の値である</li> <li>計測値は様々な理由により真の値からずれている</li> <li>このずれを誤差(error)という</li> <li>誤差は系統誤差と偶然誤差に分類される</li> <li>系統誤差は発覚しにくいが、発覚したら除去は容易である</li> <li>偶然誤差は正規分布にしたがって発生すると仮定する</li> <li>系統誤差を除去した後、複数の標本をとることにより、真の値は区間推定に従ってエラーバー付きで推定する</li> </ul> というのが、一般的な誤差論の肝。だから、例えば量子力学に従う物理量を何回も測定して、その平均をプロットして、標準偏差をエラーバーにするという行為にはあまり意味がない。その測定の過程には「唯一の真の値」は存在しないから。</p> <p>今考えてみれば全く当然のことだけど、自分で計画を立てて数値実験をしてみると全然分かってなくて、確率変数の標準偏差をエラーバーにして「あれ、エラーバーえらいでかいな」とか悩んでいた。まあこういう試行錯誤を通してみんな分かっていくんだろうけど。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-7314142525650719673?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-71934935118693652272009-11-02T20:25:00.005+09:002009-11-02T20:34:51.040+09:00水は答えを知っている<p><a href="http://spt27.s33.xrea.com/2009/11/blog-post.html">伊藤園の水素水の記事</a>のAdsenseが<a href="http://googleads.g.doubleclick.net/pagead/ads?client=ca-pub-3536520555789847&output=html&h=100&slotname=3769676407&w=200&lmt=1257160682&host=pub-1556223355139109&flash=10.0.32&url=http%3A%2F%2Fspt27.s33.xrea.com%2F2009%2F11%2Fblog-post.html&dt=1257160682948&prev_fmts=200x90_0ads_al_s&correlator=1257160682733&frm=0&ga_vid=188340402.1254751164&ga_sid=1257160674&ga_hid=2104667007&ga_fc=1&u_tz=540&u_his=21&u_java=0&u_h=768&u_w=1024&u_ah=718&u_aw=1024&u_cd=24&u_nplug=11&u_nmime=118&biw=774&bih=504&ref=http%3A%2F%2Fspt27.s33.xrea.com%2F&fu=0&ifi=2&dtd=8&xpc=ePrskxUace&p=http%3A//spt27.s33.xrea.com&rl_rc=true&adsense_enabled=true&ad_type=text_image&height=90&width=200&format=fp_al_lp&kw_type=radlink&rt=ChBK7r_rAAJbPQpvpgU1Uh4zEg_pm7vop6PmsLTntKDmsLQaCMonuQZYePHfINXf0MQCKAFI1d_QxAJSEwjdqMe_mOydAhUUrW8KHZZkaqo&hl=ja&kw0=%E9%9B%BB%E8%A7%A3%E6%B0%B4%E7%B4%A0%E6%B0%B4&kw1=%E6%B3%A2%E5%8B%95%E6%B0%B4&kw2=%E6%B0%B4%E7%B4%A0%E8%B1%8A%E5%AF%8C%E6%B0%B4&kw3=%E9%82%84%E5%85%83%E6%B0%B4&kw4=%E9%A3%B2%E6%96%99%E6%B0%B4&okw=%E9%9B%BB%E8%A7%A3%E6%B0%B4%E7%B4%A0%E6%B0%B4">大変なこと</a>になってます。</p> <ul> <li>電解水素水</li> <li>波動水</li> <li>水素豊富水</li> <li>還元水</li> <li>飲料水</li> </ul> <p>誰かこの電波飛び交う状況から助けてください。<span style="font-size:9px;">自分がネタにするからそんな広告集まってくるんだろって話だけど。</span>それにしても波動水ってなんだよ波動水って。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-7193493511869365227?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-50844837875241404562009-11-01T23:45:00.005+09:002009-11-15T22:04:56.854+09:00小学生<p><div><a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091029-00000044-scn-kr">【韓国ブログ】なぜ韓国人は日本の目を気にしすぎるのか</a></div> この記事に、「日本人は韓国人と違って韓国(朝鮮半島)に興味ないよ!」という趣旨のコメントが大量についている。本当に興味がないのであればわざわざコメントなど残さないわけで(これが韓国人ではなくトルクメニスタン人であったと仮に考えてみればよい)、しっかり日本人(というかネトウヨ?)が韓国に興味津々である様子が表れている。</p> <p>好きな子が気になって気になって仕方ないあまり、ついつい悪戯をしてしまう小学生のようで、見ていて微笑ましい。</p> <p>どうでもよいが、昨日友人と食ったキムチ鍋は非常に旨かった。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-5084483787524140456?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-75689429353682362392009-11-01T17:42:00.004+09:002009-11-01T23:38:30.453+09:00酸化還元電位<p>再びAdSenseの広告(もちろん広告はエネルギーの項目から)。今度はメジャー企業、伊藤園。 <blockquote style="font-family:arial,sans-serif;"> <div class="ad" style="color:#aecceb;background-color:#003366;padding:10px;font-size:10pt;"><div class="al1"><a href="/aclk?sa=l&amp;ai=B8H3fXSntSqGHNIiIvwO7h6DOCtjQ-YYBhMqb2gvAjbcBgM_3FRAJGAkgo7r1FCgKOABQv-WrvPz_____AWCJs8aE9BOQAQKgAaz70vsDsgESc3B0MjcuczMzLnhyZWEuY29tugEIZnBfYWxfbHDIAQHaARpodHRwOi8vc3B0MjcuczMzLnhyZWEuY29tL-ABAqkC_ewtv02TRz7IAvLH6AuoAwGwA5KVoAa4AwHoA7wD6APpAegDugPoA5EF9QMAAQCE&amp;num=9&amp;sig=AGiWqtx4DLfAjueSOKXwAL66TUxd0Bqing&amp;client=ca-pub-3536520555789847&amp;adurl=http://www.kenkotai.jp/shop/goods/goods.aspx%3Fgoods%3D5399-0001" target="" class="adt" style="color:#ffffff;font-size:12pt;" id="aw8" onfocus="ss('www.kenkotai.jpへ','aw8')" onclick="ha('aw8')" onmousedown="st('aw8')" onmouseover="return ss('www.kenkotai.jpへ','aw8')" onmouseout="cs()">伊藤園の"還元性水素水"</a></div>鹿鳴越山系の伏流水使用。弱アルカリ 性の軟水が体にやさしく浸透します<br><span class="adu" style="cursor:pointer;color:#aecceb;text-decoration:none;" onfocus="ss('www.kenkotai.jpへ','aw8')" onclick="ca('aw8')" onmousedown="st('aw8')" onmouseover="return ss('www.kenkotai.jpへ','aw8')" onmouseout="cs()" dir="ltr">www.kenkotai.jp</span><br></div> </blockquote> おいおいおい。ページを開いてみたら酸化還元電位がマイナスとか書いてあって、そりゃ確かに基準をpH 7の水に設定すればそうなるでしょうが、あんまり書いてる人が酸化還元電位を分かってるとは思えない。まあ、水素は優秀な還元剤だけどね。</p> <p>まあ、トンデモと言い切っちゃうのはちょっとはばかられるけど、だからって効能があると宣言するにはまだまだ早い代物だと思う。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-7568942935368236239?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-42445237602072899712009-10-31T00:45:00.002+09:002009-10-31T01:00:37.343+09:00差別化<p>民主党は「国民の生活が第一」と唱えている(本当に実践できているかは別として)。製造業派遣の禁止にはっきり現れるように、多少の経済成長は犠牲にしても国民1人1人が多少は豊かに生活できるようになるという方向だろう。一方、自民党は従来通りの均霑論というか、(多少痛みを伴っても)経済成長をすることでやがては国民全体が豊かになるという、(少なくとも短期的には)「持てる階層」にとって好ましい政策をとるよう、民主党と差別化を図っている印象を代表質問から受けた。</p> <p>(個人的にどちらを支持するかは別として)これは日本の政治にとって非常によい傾向だと思う。今までは自民党内の政権交代で、この2つの間を適当に行き来してきたわけだが、国政選挙の結果が直接反映されない以上、必ずしもそれは民意を反映しているとは言い難かった。一方、今回の総選挙も無論そうだが、その前の郵政選挙も、民意を受けてこのうちどちらかの政策が支持されたと考えることができる。そして、その政策が「やり過ぎ」だと思われれば、次回の選挙で政権交代が起こるだろう。</p> <p>外交・安保に関してもうだが、これと並んで経済財政政策は非常に大きな論点である。このような論点に、(それほど大きくは違わないが)方向性の異なる2つの選択肢が国民に提示され、それを選挙によって選択するというのは、今までより格段に成熟した民主主義のあり方だと思う。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-4244523760207289971?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-58653330925031922232009-10-30T21:04:00.004+09:002009-10-30T21:50:18.291+09:00Enjoy programming<p><em>Enjoy Programming</em>とかいう割には、Rubyは細かいところで手が届かない。特に、イテレータは大好きで、よく使っているんだけど(C++にもさっさとLambda入らないかなあ……0xは10進法じゃなさそうだし)、ちょっとやはり物足りない。each_with_indexが入ったのも1.9でようやくだし、てかmap!とかにも実装してほしいんですけど。この類のメソッドはeach_with_indexの挙動をデフォルトにして、|item,i|のiをオプションにすればいいのに。</p> <p>あと、 <pre><code> std::transform( InputIteratorBegin, InputIteratorEnd, OutputIteratorBegin, UnaryFunctor ); </code></pre>は <pre><code> OutputArray = InputArray.map { |x| Sentence } </code></pre> とか書けるけど、 <pre><code> std::transform( InputIterator1Begin, InputIterator1End, InputIterator2Begin, OutputIteratorBegin, BinaryFunctor ); </code></pre> はどうすんの? 全般的にもうちょっとこの辺関数型プログラミング的にならないかなあ。</p> <p>全然話は変わるが、AWKは使えるときには超便利。しかし、たまにしか使わないから書く度に文法忘れてるので、毎回文法調べて書いてる。そしてそんなAWKをRubyから(別にperlでもPHPでもいいけど)簡単に呼び出せる``演算子はもっと超便利。</p> <p>ちなみに、研究室のサーバに自動認証かけられなかったのは自分の手違いでした。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-5865333092503192223?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-25349712314222918092009-10-28T20:42:00.010+09:002009-11-01T15:22:49.061+09:00アグネスタキオン<p>Adsenseの広告は自分でも面白いと思ったのをクリックすることがある(必要以上に多数回クリックするのはダメでも、自分で「超伝導入門」買いたいと思ってクリックすることは別に規約違反じゃないよね)。右のところにエネルギーという項目があるので開いてみる。すると、 <blockquote style="font-family:arial,sans-serif;"> <div class="ad" style="color:#aecceb;background-color:#003366;padding:10px;font-size:10pt;"><div class="al1"><a href="/aclk?sa=l&amp;ai=Bv_c2uyzoSqGvIoKGvwP1ubjeCcum8ieLuKzVA8CNtwGA_qwNEAQYBCCjuvUUKAo4AFDS4qvKBGCJs8aE9BOQAQSyARJzcHQyNy5zMzMueHJlYS5jb226AQhmcF9hbF9scMgBAdoBGmh0dHA6Ly9zcHQyNy5zMzMueHJlYS5jb20v4AECqQJBEjqlcYNHPqgDAbADkpWgBrgDAegDvAPoA-kB6AO6A-gDkQX1AwABAIQ&amp;num=4&amp;sig=AGiWqtxl56ANbGbNUBSG-rGf0JfAl1VpbA&amp;client=ca-pub-3536520555789847&amp;adurl=http://www2u.biglobe.ne.jp/%7Eocean/tachyon/entry.htm" target="" class="adt" id="aw3" style="color:#ffffff;font-size:12pt;" onfocus="ss('www2u.biglobe.ne.jp/~ocean/へ','aw3')" onclick="ha('aw3')" onmousedown="st('aw3')" onmouseover="return ss('www2u.biglobe.ne.jp/~ocean/へ','aw3')" onmouseout="cs()">タキオン製品カタログ</a></div>タキオンエネルギーを 利用するための製品販売<br><span class="adu" style="cursor:pointer;color:#aecceb;text-decoration:none;" onfocus="ss('www2u.biglobe.ne.jp/~ocean/へ','aw3')" onclick="ca('aw3')" onmousedown="st('aw3')" onmouseover="return ss('www2u.biglobe.ne.jp/~ocean/へ','aw3')" onmouseout="cs()" dir="ltr">www2u.biglobe.ne.jp/~ocean/</span><br></div> </blockquote> ん?</p> <p>好奇心に負けてクリックしてしまう。 <div> <blockquote> 量子物理学によると、この物質的な宇宙はエネルギーの非常に凝縮された形状(フォーム)以外の何者でもないと 理解されています。 この宇宙の中に存在する全てのもの(最も微妙で、活性化した組織帯の純化した領域から、全体、物資の最も凝縮された領域まで)は、全てエネルギーの連続体の中で一列に並んでいます。 </blockquote> <blockquote> エネルギー連続体を通って流れているエネルギーは、1つの源泉から来ます。インドでは、それは神母と呼ばれます。キリスト教はそれを聖霊と呼び、多くの現代的な、ニューエイジの教えにおいて、それは宇宙エネルギーと呼ばれます。現代の物理学はそれをゼロポイントエネルギーまたは自由エネルギーと呼びます。 </blockquote> <cite>(出典:「タキオンとは何ですか?」http://www2u.biglobe.ne.jp/~ocean/tachyon/productnote/whattachyon.htm)</cite> </div> えええええ!!! それどこの物理学だよ! 一応物理学では零点エネルギー(Zero-point energy)や自由エネルギーというタームがあって、ちゃんとした定義が与えられてるけど、そもそもこの2つは全然違う意味だし、ましてや「エネルギー連続体を通って流れているエネルギー」の源泉とか、何がなんだか。</p> <p>まあこのサイト読んでる人はこんなのに騙されるわけないけど、こういう商売が罷り通る世の中ってどうなのよ。タキオンは馬だけで結構。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-2534971231422291809?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-71543223129720496722009-10-25T02:49:00.010+09:002009-11-14T03:46:46.084+09:00等重率の原理とエルゴード仮説<p>田崎さんの『統計力学』について、<a href="http://science6.2ch.net/test/read.cgi/sci/1253157080/341">こんなレス</a>を見つける。</p> <blockquote> 田崎さんは 「系がマクロになると、許される状態のほとんど全てがほとんど区別できない」 を公理にして「マクロな系が平衡状態に緩和する」を導出してたが、 そこで暗に等重率の原理のようなものを使っている気がするんだけど・・ </blockquote> <p>「あれ、田崎さんの本に緩和なんてブッ飛んだこと書いてあったっけ?」と思って久しぶりにIの方を開いてみる……確かに書いてあるな。</p> <p>考えてみても、この指摘の本質は全く正しいように思う。筆者は平衡状態について <div> <blockquote>平衡状態についての基本的な仮定:ある系での(熱力学でいうところの)平衡状態の様々な性質は,対応する「許される量子状態」の中の「典型的な状態」が共通にもっている性質に他ならない。</blockquote> <cite>(田崎晴明『統計力学I』培風館 初版p85)</cite> </div> と特徴づけているが、これに基づき非平衡からの緩和を <div> <blockquote> 次に平衡状態への緩和の問題を考えよう。(中略)こういった非平衡状態も,エネルギーがほぼUである限りは,やはり「許される量子状態」の中に含まれている(脚注:このような非平衡状態に対応するのは,ほとんどの場合,エネルギー固有状態ではなく,複数のエネルギー固有状態の重ね合わせになると考えられる)。しかし,これは典型的な状態ではあり得ないから,ごく少数の例外的な状態の一つである。(中略)<strong>そこから出発して,系が時間発展したとき,特別な事情がないかぎりは,系の状態はごくごく小さな例外的な領域から外に出て,典型的な領域に入っていくと期待される</strong>(脚注:例外的な状態を作るには,複数のエネルギー固有状態を絶妙の係数をかけて足し合わせる必要があると考えられる。系がシュレディンガー方程式に従って時間発展すると,各々のエネルギー固有状態の位相が変化し,絶妙の重ね合わせは失われていく<strong>はずだ</strong>。)。</blockquote> <cite>(引用元同上pp86-87、強調はこのサイトの筆者)</cite> </div> と議論している。「期待される」「はずだ」ってのは、あくまで仮定だ。もちろん、実験事実と照合することで正当化されている仮定ではあるけど、著者がこの前に置いている唯一の統計力学的仮定(もう一つ仮定があるが、それは前述の「平衡状態についての基本的な仮定」であくまで平衡系に限った話) <div> <blockquote> マクロな系の基本的性質:マクロな量子系では,ある平衡状態に対応する「許される量子状態」のほとんど全てが(マクロな物理量の測定値で比較されるかぎり)ほとんど区別できない。 </blockquote> <cite>(引用元同上p85)</cite> </div> から導かれるものでは、全くないように思える。</p> <p>この「マクロな系の基本的性質」は、これを認めることで等重率の原理がエルゴード仮説を仮定することなく自然に導入され、それに立脚して統計力学の議論を進めることができたという点で、(著者はこの様な論理展開は明文化されているにせよいないにせよ真新しいことではないとしているが、少なくともはっきり第一原理として明文化したことについては)この書籍の極めて非凡なところだと思う。しかし、これによって説明されるのは、理論の中に「時間」という変数が全く入ってこない平衡統計力学だけであって、それを平衡統計力学の範疇外である緩和の説明にも使おうとしたのは、ちょっと勇み足ではなかろうか。</p> <p>「例外的な量子状態」から出発して時間発展したときに、未来永劫「例外」に留まりつづけるかもしれないし(「許される量子状態」全体の空間から「例外的な量子状態」全体の部分空間を抜き出したとき、その部分空間は時間発展に対して不変かもしれない!)、そこまでしなくても、「典型的な量子状態」から出発した時より極めて高頻度に「例外的な量子状態」を訪れ続けるかもしれない。こういう事態を防ぐためには、新たな仮定 <div><strong>「任意の(あるいは、「例外的な量子状態」の中のさらに例外を除いたほとんどの)初期条件を選んで系を時間発展させることで得られる状態のほとんどは『典型的』である。」</strong></div> を加えないといけない。清水さんの方の草稿には、「強いエルゴード仮説」として、これに似た(もっと強い)仮定が紹介されている(一般的なエルゴード仮説とは異なり、対象を巨視的変数に限定しているが)。しかし、清水さんもその草稿で言及しているが、これじゃあ「非平衡状態は平衡状態に緩和する」という仮説を、大して変わらない別の仮説を使って言い換えただけに見えてきてしまって、ほとんど旨味はない。</p> <p>こういうことに関してなかなか深く考える機会はないが、平衡統計力学の基礎付けすら難しいのであるから、況んや本質的に非平衡である緩和過程をやと思った。そして、田崎さんの本はそれでもやっぱりいい本だなあと思った(熱力学の方はHelmholtzエネルギーから入るところがエントロピーから入る佐々さん・清水さんと比べてあんまり好きではないんだけど……でもあっちも網羅的だし、いい本)。</p> <p>追記。田崎さん本人のコメント(<a href="http://spt27.s33.xrea.com/2009/10/blog-post_25.html?showComment=1258137783450#c7738238924841230052">これ</a>以下)で、この批判は誤読だと指摘されています。ぜひご一読ください。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-7154322312972049672?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com11tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-80261726695074433542009-10-25T02:24:00.003+09:002009-10-25T02:48:14.469+09:00Log<p>このサイトのログを見るのが楽しい。アクセス解析された結果を見るのもいいが、やっぱり一番面白いのは生ログ。こんなこと書いてるとストーカーじみてるように思われるかもしれないけど。</p> <p>おそらく知人と思しきログや、熱力学・統計力学の記事に関して検索してきたログ(うちを含んだ大学からのアクセスが多い)が多い。中には教科書とか書いている偉い先生かもしれないログも(でも、他のページ見ずにすぐ帰ってるから別人かもしれない)。</p> <p>OSはやっぱりWindowsが多いけど、Macもそこそこいる。Linux使ってるのは自分くらいかと思ってたら、どうやら他にもLinuxの閲覧があった。ブラウザはWindowsはIEが多い(あんなブラウザ、よく使う気になれるなと思うけど)が、2番手はChrome、意外。その後にFirefox。なんと懐かしきネスケのログもあった。MacユーザはSaafriとFirefoxが大体同数。</p> <p>ちなみに、Adsenseのクリック数は0。まあ、別に期待なんか最初からしていないが、それにしてももう少し物理関係の広告だしてほしいな。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-8026172669507443354?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-90385371641104075182009-10-19T03:08:00.008+09:002009-10-20T02:26:51.388+09:00確率微分方程式<p>化学反応のモデルとして次の師匠との面会までにLangevin方程式を解くことになっている。そんなの余裕だろと思っていたら、先日の面会では「罠があるよ」と言われた。いざコードを書こうと思ったら、4次のRunge-Kuttaではランダム力を単純に外力として入れるわけにいかないことくらいはすぐ気付く。</p> <p>4次のRunge-Kuttaは関数を4回使うからランダム力をどうやって入れたらいいのか分からないのであって、単純なEuler法なら行ける気がするけどなあ……と思いながら、でも確率微分方程式の数値解法は今後も頻繁にお世話になると思われるので、Runge-Kuttaの単純な拡張があるのかとりあえずGoogleで検索かけてみる。そうすると、どうも既に「終わった」話題ではなさそうで、不安定性とかそういうキーワードがすぐに目につく。そりゃそうか、Fokker-Planckが不安定性生じる可能性あるなら、当然Langevinでも不安定性が生じていいよな。</p> <p>普通の常微分方程式なんてのは、4次のRunge-Kuttaなる万能解法があるわけで、保存量を離散化させても保存させたいからシンプレクティック解法使うとか、まあそういう特殊な事情がなければこれ以外を使う必要はない。一方、偏微分方程式はちょっと気を抜くとすぐに解が発散するから、方程式に応じて適切な解法を考える必要がある。Fokker-Planckも、そのものを解いたことはないが、<a href="/2009/09/blog-post.html">過去に反応拡散解いたとき</a>はえらい苦労させられた。確率微分方程式は、形の上では常微分方程式なので前者のクラスに属するかと思ったら、偏微分方程式同様、方程式ごとに解法考えないといかんという理解でいいのかなあ。まあ、LangevinとFokker-Planckは等価だから、多分そうなんだろうなあ。</p> <p>でもとりあえず、まずは深いことを考えずに(とりあえず誤差評価だけは予めしておくけど)Euler法を回してみよう。対応するFokker-Planckも回して、結果を比較した法がいいかもしれない。</p> <p>今まで特に何も考えず、Fokker-Planckと例のドリフトのある拡散方程式のことを言っていたけど、このPlanckって、かのMax Planckのことか。今日まで気付かなかった。やっぱり物理学会の大巨人だなあ。化学反応の話を師匠としたとき、師匠は物理の観点からArrheniusを導出したのはKramersと言っていたが、彼もKramers-KronigとかWentzel-Kramers-Brillouinとか、大はつかないまでも巨人。BrillouinもWKBだけじゃなくBrillouinゾーンとかに名を残している。とか、こんなことを考えていると、自分もすっかり物理オタクになったもんだなあと感慨深い。太田先生には足元にも及ばないが。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-9038537164110407518?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-73697275298084307372009-10-16T23:32:00.008+09:002009-10-19T03:12:34.135+09:00研究テーマ<p>昨日は、研究室セミナー(自己紹介)と歓迎会があった。自己紹介(研究の概要紹介)はさすがによく分からない。歓迎会ではとある大先生の武勇伝(研究室でキレて醤油ブチまけたとか)が聞けた。ほかにも「あの人は一時期株にはまってた」とか「この人は偏見が強いからなあ」とか。M1の先輩によると熊本ラーメン(今年度秋の物理学会は物性は熊本)はまずかったらしい。</p> <p>今日は師匠と面談して、研究テーマ決め。5つ考えてこいとの難題で、2つは内容を詰められたが3つは苦し紛れ。結局苦し紛れな方の3つは捨てて、残り2つの、反応速度論を非平衡から真面目にやるか、超流動(超伝導)の輸送係数の消失を非平衡で真面目に出すかというところに決定。まずはこの2本立てでやってみて、あとで絞ろうという話に。</p> <p>とりあえず、今日は疲れたから自分の手は動かさずにまずは勉強。現象論としてGinzburg-Landau理論を調べてみる。巨視的波動関数って何じゃ一体。まずは現象論を抑えて、次に先学期聴いた院の講義(最後フェードアウトしてしまったけど)にも出てきたBCS理論、Bogoliubov理論で平衡統計力学の範疇の理解をしなきゃ。あと、線型応答も極めて怪しいので、応答係数と時間相関関数の関係とかKubo公式の導出あたりは土日にやっといた方がいいかもしれない。</p> <p>そんなこと考えてると気が滅入ってくるので、研究室のサーバの設定もしてみようと思い、まずはSSHでログイン。authorized_key2をSCPで送ってみる。しかし、一向にパスワードの入力がサボれない。これはひょっとするとRSA認証を許可してないのか? 今度管理してる先輩に会ったら聞いてみよう。それにしても、SFTPが使えないようだ。これは、テキストファイルのちょっとした編集をするのにはEmacs(かvi)を使うしかなさそう。Emacsはあのキーバインドにどうしても慣れないので、今まではgEdit使ってたけど、さすがにそろそろ宗旨変えが必要かなあ。気が乗らないなあ。</p> <p>今日の講義の名言。「Kramers-Kronig関係式の導出には因果律しか使ってないので、どれだけ強い非平衡であっても、例えば生物をどついてもその応答はKramers-Kronig関係式が成立する」</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-7369727529808430737?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-39011102187883405542009-10-12T03:02:00.011+09:002009-11-16T00:58:01.193+09:00平均場近似と擬似自由エネルギー<p>例えばIsing模型の平均場近似では(実際にやったのは格子気体だけど、簡単のためIsingで記載) <img src='/texpng/4f8985de9b159344665be287054759c8.png' alt='Y=\cosh^n\bt(zJ\lag s\rag+\mu_0 H)' width='226' height='21' style='padding-left:3em; display:block;' /> となるわけだけど(zは隣接サイト数、Jは結合強度)、これの対数とって自由エネルギーG=F-HMを求めて、それをHで微分してmに関するself-consistent <img src='/texpng/779881b3cbc81a580023c4fef5107557.png' alt='m=\tanh^n\bt(zJm+\mu_0 H)' width='216' height='21' style='padding-left:3em; display:block;' /> と持ち込もうと思ったら(M=mN)、師匠から「&lt;s&gt;はβとHの関数でしょ、それもちゃんと微分しないとダメじゃん」という趣旨のツッコミを受け、ホワイトボードの前で大混乱する。</p> <p>結局その時は、師匠の助け船で、「分配関数(この場合は平均場近似により事実上一体問題に帰着できたので、「一粒子」分配関数で良い)でBoltzmann因子を除したものが確率だから、それを使って直接平均値を出せば良い」ということで事なきを得た。ついでに「下手に熱力学を使うと混乱するから使うな」とも言われ、「平均場が分かっていない」と叱責(語調はそうではなかったけど、後々のためにそういうこととして捉えておくことにする)を受けた。</p> <p>しかし、例えば長距離相互作用模型では平均場と全く結果は同じになるはずだから、統計力学的確率分布が使えて熱力学が使えないはずがない気がする。そういうわけで、相転移・平均場近似のあたりを復習してみると、ここで求めたGは自由エネルギーではなく、「擬似自由エネルギー」というやつかと気付く(というか田崎さんの本に書いてある)。これはG(N,β,H)と捉えるべきではなく、G'(N,M,β,H)と捉えるべき関数なのか。真の自由エネルギーはLegendre変換<img src='/texpng/db4acb271a2d93341af82b86673baea1.png' alt='G(N,\bt,H)=\min_M G&#039;(N,\bt,H,M)' width='285' height='30' style='padding-left:3em; display:block;' />によって求められ、self-consistent方程式を解くことがGを最小にするMを求めている操作に他ならないことに気付いた。</p> <p>似たようなところで混乱する人はきっといるはずなので、記録を残しておくことにする。(といっても、好き放題書き散らかした文章なので、下手したらこれ読んで余計混乱する人がいるかも……あらかじめ、不十分な理解により誤りもしくはミスリーディングな部分が含まれている可能性があると予防線は張っておく)</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' src='https://blogger.googleusercontent.com/tracker/2868271785097107004-3901110218788340554?l=spt27.s33.xrea.com' alt='' /></div>Mackyhttp://www.blogger.com/profile/04303054263164235415noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2868271785097107004.post-72925479235802683632009-10-10T05:02:00.003+09:002009-10-10T10:28:50.614+09:00無明の酒の酔い心<p>大学で薪能をやるというので、見てきた。演目は狂言「萩大名」能楽「紅葉狩」。狂言はともかく、能楽はほとんど詞章が聞き取れないので、外国語のオペラみたいなものだと思って舞と囃子を楽しむ。</p> <p>最初に教授の解説があって、「紅葉狩は世阿弥のような幽玄を追求したのみの作品ではなく、エンターテイメント性も重視しており、その点歌舞伎に通ずるところがある」とあったが、納得。女の裳束を羽織った鬼が一気にそれを脱ぐ演出とか、確かに圧巻で、こういう演出が歌舞伎の外連に繋がっていくのだろうと実感。能楽と歌舞伎は対照的な芸能だとか見たことない人に説明される風潮があるけど。</p> <p>それにしても、ちょっと音響が微妙だったな。台詞、地謡、囃子全部をピンマイクか何かで拾ってスピーカーから流してたけど、臨場感が激減。まあ、そうでもしないと聞こえないんだろうけど。ミュージカルとかでも、ソロになるとマイクを使うときとかあるけど、ああいうの大嫌い。役者のいるところから声が聞こえてくってのが、一つ生の舞台の臨場感を演出してると思うんだが、どこに誰がいようと一切関係なく全部ミキシングして同じスピーカーから流すってのは、はっきり言って興ざめ。</p> <p>以下、全くどうでもいい感想だけど、普通現代の芝居(無論ルーツは西洋演劇)って、例えばスタッフなんかが見切れるのを極端に嫌うけど、例えば能楽の後見とか、歌舞伎の黒子なんてのは、彼らの衣裳を「舞台上に見えないものとする」という記号として、堂々と舞台上に上がってくるんだよね。現代演劇の常識で考えたら新鮮だったけど、実は歴史的に演劇一般とかだとそっちの方が主流だったりするんだろうか。</p><div class="blogger-post-footer"><img width='1' height='1' 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