Dwarf Standing on the Shoulders of Giants

If I have seen further it is only by standing on the shoulders of giants. by Issac Newton

2009年11月17日

科学研究費補助金の一部の執行停止に対する反対署名

民主党の政策で、予算の配分を色々変えようといった問題がある。筆者は確かに、子供手当てや後期中等・高等教育に関する負担の軽減には賛成である(高速道路無料化はメリットが感じられず反対だが)。少子高齢化が進むと、福祉政策が成立しないわけで、そこから逆算すると、子供を産むインセンティヴ、産んだところできちんと育てられる保証が国から出れば、ちょっとは子供の数も増えるはず(ついでに、シングルマザーをもっと保護するだとか、特別養子制度を推進するだとか、もっとすればいいと思うけど)。

だがしかし、民主党の科学技術政策には、基礎科学の世界に生きる者としては決して賛同しがたいものがある。

基礎科学の研究は広く人類の文化の問題であり、経済的に余裕のある国は、そこに相応の負担をする義務があると考える。加工貿易云々という論点はいささか狭いと感じるが、大きな趣旨に賛同するので署名する。(田崎晴明氏)
呼びかけ人や、すでに署名をされた方々への応援の意味をこめて、この署名をさせていただきます。呼びかけ文のすべてにわたって賛同するわけではありませんが、このような声を挙げること自体は意味のある行動だと思います。私自身の意見は、以下のweb siteに載せていますので、一読いただければ幸いです。 吉川研一(京大理・物理・教授)
http://www.sci.kyoto-u.ac.jp/modules/tinycontent1/index.php?id=5

自分の分野に近いところだけでも、このような方達が署名に賛同している。自分も、科学の世界に生きるものとしてはまだまだひよっこの中のひよっこだが、何らかの意味を持てばと考え署名してきた。

自分自身の意見としては、田崎さんの意見に近いものがある。というか、基本的に理学にいるものはそういう実感ではなかろうか。自分の研究成果はまず世界中の同僚に共有されるわけで、基礎科学が振興したところで基本的にはある種排他的な「科学技術立国」という枠組みには結びつかない。だからこそ、予算が付きにくいというのもあるのだが、そこに予算をつけるのが先進国の役割であると考える。あと、そういう高尚な動機に加え、若手研究者に対する予算が減るというのはそのまま自分の経済状況に跳ね返るため、黙してはいられないというのもあるが。

ともあれ、このサイトのアクセス数も幾分増えてきたことであるので、ここで署名の広報をすることは一定の意味があると考え、掲載する。

追記。直筆署名に移行するらしい。しかし、当分ネット署名は残っていそうなので、告知は残しておきます。自分自身は直筆署名をする機会があればしたいとは思うが。

追記。署名が一旦打ちきられたようです。トップのリンクも消しておきます。何か続報があればまた。

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